日本最大の湖である琵琶湖。この湖に沖島に次ぎ2番目に大きい竹生島がある。大きいといっても、小島だが。面積は周囲が2q、海抜が197・6b、標高120bとされている。

 地図をご覧いただければお分かりかと思うが、琵琶湖と淡路島の地形は類似している。実際の面積を調べてみると、琵琶湖が、670・33ku。淡路島の面積が593kuなので、琵琶湖の方がはるかに広いことになる。記すまでもなく、琵琶湖は、近畿1,400万人余りの大切な水瓶(生命線)でもある

 竹生島へのアクセスだが、大阪駅からだとJR東海道本線の新快速で滋賀県長浜駅まで乗車すること90分。駅から数分歩くと乗船場のある長浜港に着く。更に25分乗船すると島に着く。勿論、湖西線側から行くことも可能だ。

 船付き場近くの水深は、104bもある。湖中で最も深い場所でもある。水面を見ていると海と錯覚する。

 桟橋を少し歩くと、島内唯一の売店が六店舗ほど軒を連ねる。店の前を通ると「手荷物を預かるヨ、」と売店のおばさんたちの親切で威勢の良い掛け声が飛び交う。
   
 売店の前を通り過ぎると直ぐそこには鳥居があり、弁才天本堂(日本三弁才天=厳島・江ノ島)へと続く167の石段がある。ここから島内の観光が始まる。

 島の中腹から周辺を見渡すと、島全体が映画のロケ地に足を踏み込んだ錯覚を起こす。それほどロマンに溢れている。ちなみに、夜間になると島に残るのは、当番の住職一人だけになるという。なお、観光は最短で1時間もあれば十分だ。

 竹生島を訪れるまでは、単に観光の島、程度の知識しか持ち合わせていなかった。ところが、島に足を踏み込むことで島の歴史の深さを知り驚いた。島には国宝や重要文化財に指定された建築物がある。それは、豊臣秀吉や天武天皇に縁のある島であることが理解できる。このこともあり、信仰の島として崇(あが)められている。西国33ヶ所礼所であることから、観光客も絶えないという。桟橋の両岸は、切り立った岩盤で島を覆う。見た目は、ほとんど海そのもの。

 13年ほど前の情報では、竹生島に自生する樹木が鵜の糞害に悩まされていた。糞害のため島に生い茂る樹木が枯れだしたのだ。そこで、糞害対策としてヘリコブターを二日間使って山頂から湖岸そばの大木に、ブルー色のロープを5b間隔で張り巡らした。しかし、その効果は一時的で、再び鵜が群がり立ち枯れの悪夢に悩まされていた。
         





竹生島へは、写真の手前に見える小さい方の船に乗船することになる。






竹生島を訪れたのは、甥っ子が小学三年生の時。13年ほど以前、二人で訪れたものである。